タウケーノーイ(タオケーノイ)のケロッグとのタッグは自信の無さの現れ

ついに日本にもタオケーノイが進出という印象である。

先日、タイのスナック菓子大手メーカーであるタオケーノイ・フード&マーケティングが、米国ケロッグとの共同開発で新製品を発売開始すると発表した。

参考:日本経済新聞「タイ菓子大手、ケロッグ「プリングルス」と商品開発  日本含むアジアで展開へ」2019年8月30日

タオケーノイ(Taokaenoi: เถ้าแก่น้อย)は海苔スナック(海苔を揚げたお菓子)で有名なメーカーで、2019年9月1日時点でアジア・欧州・北米・南米・豪州と世界18ヶ国に展開している。

スパイスを効かせた海苔を揚げたものがスタンダードな商品で、どこのスーパーやコンビニでも売っている。後発の類似商品も多いが、筆者としてはやはり本家が好みである。東南アジアに行く度に買い込んでいる。

日本では英語表記Tao Kae Noiのローマ字読みによってタオケーノイと表記されることが多いが、タイ語の発音ではเถ้าแก่น้อยタウケーノーイと発音し、また公式の直販ショップTaokaenoi Landでも「タオケーノーイ」(冒頭画像参照。画像はタウケーノーイ公式サイトより)と表記されているので、今後はこれに従う。

しかし、2004年創業で今やタイにも上場する大手メーカー<TKN:TB>でありながら、日本には進出してこなかった。筆者の主観では多くの日本人の好みに合うと思うが。

創業者Itthipat Peeradechapan(イチパット・ピーラデーチャーパーン)氏は嘗て日本に進出しない理由として「海苔の本場である日本で成功するのは厳しい」と発言している。

ちなみに創業者の経歴は面白く、16歳の時にネットゲームで腕をあげてアカウント販売で創業資金を稼ぎ、 17歳で高校を中退して揚げ栗ビジネスで資金を増やし、19歳の時にタウケーノーイを創業している。まだ34歳である。

今回ようやくケロッグとの共同開発という形で日本を含む市場に製品を展開するというのは、ある種の自信の無さの現れであると考えられる。

肝心の展開される商品については、ケロッグがタウケーノーイの海苔スナック味のポテトチップスを発売し、タウケーノーイがプリングルスの「サワークリームオニオン」味の海苔スナックを発売するということだそうだ。

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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