CoCo壱番屋のアジア戦略は卵

CoCo壱番屋がインドに進出するという報道があった。カレーの本家への殴り込みでどうかという意見もあれば、インドの人にとっては日本式のカレーは「日本料理(別物)」という認識で、それはそれで他の海外店舗のように成功するのではないかという見方もある。

参考:日本経済新聞「壱番屋、三井物産とインド進出 カレーの本場に挑戦」2019年7月8日

筆者は東南アジアや台湾などはよく行くので、海外のCoCo壱番屋には何度か足を運んでいる(日本でよりも海外での方がよく行く)ので、日本とアジア諸国でのメニューの違いをよく認識している。

アジアで目立つのは「卵」である。特に多いのは「皿の中央にオムライス」があり、その周囲に「カレー」があるといったメニューが「中心メニュー」として推されているケースが多いのだ。カレーの海にオムライスの島が浮いているような見た目である。

台湾に至ってはカレーには沢山の「唐揚げ」が浮いているメニューが人気で、それを見立てた巨大なオブジェを置いている店舗もある。(冒頭画像を参考。出典はCoCo壱番屋台湾ウェブサイト)

以下はCoCo壱番屋台湾ウェブサイトの「メニュー一覧」だが、先頭に「オムカレー with 唐揚げ」がきていることからも分かるだろう。他にも中国本土やタイなども同様の傾向が見られる。

CoCo壱番屋台湾のメニュー
出典:CoCo壱番屋台湾

オムカレー推しは日本では見られないが、日本以外のアジア諸国では非常に多く見られる。(米国などアジア以外ではどうかは行ったことが無いので確認していない。)

こうした国では日本以上に卵や鶏肉が人気というのも多いと思われるが、ビジュアル的にも面白く人気が出ているようだ。

なぜこのような卵推し戦略になったのかは分からないが、インドでも「日本料理としてのカレー」という意味では、日本経済新聞に書かれているようなチーズトッピングなどだけではなく、卵を活かしたメニューを推進する可能性はある。

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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