リモートワーカーがコーヒー代を抑えられる場所

新型コロナウイルスの影響によるリモートワークは自宅で行なわなければ無意味だが、一般的にフリーランスなどがリモートワークを行なう場合、自宅以外にもカフェやコワーキングスペースなど様々な選択肢がある。自宅で仕事をするのが最も節約できるわけだが、自宅だとメリハリをつけるために生活空間と仕事空間を分けるのが大変なので気分転換のために場所を変える人は少なくない。場合によっては旅行しながら仕事をする人もいるほどだ。

とは言え、コワーキングスペースもカフェもお金がかかる。では、自宅以外でコーヒー代を抑え、かつ、集中して仕事ができる場所はどこか、という事についてSMACK! Mediaの創設者エリゼット・カールソン氏が6つの場所を挙げている。これらの中には、使い方によってはモラルに反するものがあったり、場合によっては営業妨害になりかねないものもあるので全て自己責任であり、良識と各店舗の決まりに従う必要があるが。それでも必ずしもスタバに行く必要はないという事を教えてくれる。

公園

室内にいると眠くなるというので分かるように、オフィス内の空気の質が労働生産性に影響するので、単純に屋外で仕事をするのが良いというアイデアだ。

但し、日本の場合、アメリカほど都市公園が多くないし、梅雨と暑い夏と寒い冬を除いて、外で仕事をするのに適した季節が少ないのが難点だ。日本でもたまに公園で膝の上でノートPCを拡げている人がいるが、あれは営業周りの人が多いだろうか。

ホテルのロビー

綺麗な椅子やソファがある落ち着いた空間だからだ。印刷が必要になればビジネスセンターを使えば良いし、(セキュリティに気をつけなければならないが)WiFiがあるケースも多い。お腹が空いたらレストランやバーに行けば良いという。

客としてレストランやビジネスセンターを使い、その上でロビーで仕事をする分には大きな問題は無いだろうが、あまりに長時間利用していると場合によっては営業妨害にもなりかねない。それにコーヒー代を節約するためにホテルのロビーに行っても、ホテル内で飲食をすれば余計にコストがかかるかもしれない。

バー

これはコーヒー代を抑えるというより、落ち着いた空間で仕事ができる場所ということだ。カフェは混雑しているが、昼間に営業しているバーは混んでいない事の方が多いので、何かを飲みながら仕事ができるということだ。実際にして良いかは店によるだろう。

著者の場合はワインを飲みながら落ち着いて仕事をする習慣があるそうだ。私は酒を飲みながら仕事はできないが、世の中にはそういう人も少なからず存在するようなので、一つの選択肢であろう。酒が難しいならソフトドリンクでも良いだろう。

図書館や大学キャンパス

これは確かに良さそうだ。実際に仕事や勉強をしている人は多く、大学であれば飲食代も安いケースが多い。但し、勉強や仕事での利用を禁止している図書館もあるし、大学も形式的には部外者の立ち入りは特別な場合を除いて禁止しているケースが多いので、自己責任である。(現実的には部外者がサークルなどで活動していたり、潜りで講義を受けていたりというケースはザラではあるが。)

ショッピングモール

著者はノードストロームのような大型百貨店などを想定しているようだ。百貨店やショッピングモールは、平日は空いており、仕事もできそうなテーブルや机などがあったりするので、そうした想定をしているようだ。飲食が必要な場合はモール内にいくらでも存在する。これも常識の範囲でやるべきことだろう。

飛行機内

これは飛行機限定というよりかは「機内モード」にせざるを得ない環境を指すようだ。航空機内であれば機内モードにしなければならないので煩わしい電話がかかってくる心配もないし、基本的に座っていなければならないので、集中して仕事に取り組む環境になっているということだ。それだけスマホが集中力を阻害するという事でもある。

参考文献:Entrepreneur, “The 6 Best Non-Coffee-Shop Sites for Remote Work”, 4 Mar 2020

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金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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