「スタバでmac広げてドヤ顔」もワーケーションである

ワーケーションという用語の意味は幅広い。コロナ以降、さんざん報道されているようにwork + vacationの合成語であり、「拠点以外を旅行しながら働く」という意味合いで使われることが多いが、ラップトップだけを持ってリゾートホテルに泊まって仕事をするという事もワーケーションの枠組みとして語られる。

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共通するのは「非日常空間で観光を兼ねて仕事をする」というのがワーケーションの本質であり、極論すれば普段は自宅で仕事する人が「スタバでmac広げてドヤ顔」をするのは、ある種のワーケーションと言ってよい。普段やらない人がやれば新鮮な気分になれるはずだ。(筆者は人混みが嫌いなので御免である。)

なんなら2020年7月にオープンしたばかりの「スターバックス コーヒー CIRCLES 銀座店」は仕事特化のカフェであり、こういう場所を目指して仕事するのもありなのかもしれない。

日経XTREND「スターバックス×JINS「Think Lab」に学ぶ 最高の集中スペース」2020年09月02日

ちなみに筆者も10月にワーケーションを行おうと思っている。暫く自宅を離れなければならない事情があるからだが、GoToトラベルを利用して良いホテルに泊まって、そこで仕事をするわけだ。高級ホテルで仕事というのは星野リゾートがあちこちのメディアでよく宣伝しているアレである。

ついでにGoToイートも併用できるかもしれないので、昼間はホテルの客室で仕事をし、夜に旨いものでも食べれば立派な(?)ワーケーションである。(厳密には「ステイケーションstay + vacation」の方が意味的に近いのかもしれないが、ワーケーションの方が意味が広く、浸透してしまったのでワーケーションで良いだろう。)

ちなみに筆者はよく旅行に行くが、普段はあまり高いホテルには泊まらない。観光地に行きたがるので、ホテルは疲れて寝るだけの場所になっており、高いお金を払うのが勿体無く思えるからだ。その点、ホテルの部屋に(掃除の時間以外)1日中滞在して仕事をするというのは、高級ホテルを余す所なく利用できるのでお得感がある。

日本交通公社(2019)「機関誌 観光文化 242号 特集 多様化するビジネストラベル」

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