ベトナムのZ世代の半数はソーシャルメディアで仕事を見つけている

Z世代は論者によって定義は違うが、概ね1990年代後半以降に生まれたデジタルネイティブ世代を指す。今後Z世代が社会に広く進出していき、その傾向は過去の世代とも異なるので、その性質を知ることは、マーケティングでも雇用でもあらゆる分野で重要となってくる。以前も米国のZ世代の性質についてのレポートを取り上げた。

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さて、スイスに本部を置く大手人材サービス企業アデコのベトナム法人の調査によると、ベトナムのZ世代(調査では1995年以降生まれ)は、表題の通りFacobookやtwitterなどのソーシャルメディアを使って現在の仕事を見つけている。

経済成長著しいベトナムだが、企業は優秀な人材の確保に苦労しており、デジタルネイティブでありキャリアアップに貪欲なZ世代は、ソーシャルメディアを活用して職業を選択する傾向が強いという。

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貪欲さは大学1年生の時からインターンシップへの参加を希望する学生が多いことにも現れており、個人のスキルアップと直接的なコミュニケーションによって良い仕事を探す若者が多い。

日本ではいわゆる会社員を目指す人は、大手の就職エージェントを活用する人が多く、LinkedInなどを利用する人は非常に少ないように思える。

これは新卒一括採用の慣行も影響しているとは思えるが、転職市場においても一部の企業を除いてこうした形での就職活動は少ないだろう。

オープンな形で就職活動をするのは非常に良いと思う。特にITなどの場合は、プログラミングコンテスト(プロコン)のレーティングでアピールしたり、GitHubにあげた作品でアピールしたりとソーシャルメディアとの親和性が高い。フリーランスや個人事業主においては日本でも既に普通となっているが、一般企業においてももっと増えて良いように思う。

参考文献:Hanoi Times, “Vietnamese Generation Z seeks career mentoring on social media”, 7 Jul 2019

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金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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