米議会にトランプ支持者が突入するなど正直言うと内乱状態にしか見えない。株式市場は経済対策にしか興味無く、これらに反応しているのは長期金利くらいである。コロナや米国情勢を無視するのは良いにしても、バイデン政権による増税リスクまで無視しているのは如何なものか。
トランプ減税が終了するとなると、いわゆるグロース株に不利な状態になってきて、一方でバリュー株や高配当株が期待される。不動産は金利の上昇には弱いが、バイデン政権による財政出動を考えれば、不動産関連も期待できる。
REITを眺めていると、コロナによるロックダウンなどの影響により割安な状態で放置されているものが多い。REIT単体で筆者が注目しているのはRealty Income<NYSE:O>といった小売系(コンビニやファストフード、薬局など)のREITである。不動産市場全体を対象にするならSPDR Dow Jones REIT ETF <NYSEARCA: RWR>なんかも面白い。
これは、株価が先に経済政策などによる業績回復「期待」で上がってしまうのに対し、不動産などは実経済との連動性が高いためである。
本格的な景気回復は年後半以降という予想が多いが、そうすると今の内に物色しておくのは良いタイミングだと個人的には思っている。