ラグビーワールドカップと外国人観光客のビール消費

20日にいよいよ日本でラグビーワールドカップが開催されるが、観戦に来る外国人観光客のビール消費が非常に多くなることが予想され、それに備えた対応が行われているとブルームバーグが報じた。

参考:ブルームバーグ「ビールを切らすな、ラグビーW杯で臨戦態勢-桁違いの消費に対応へ」2019年9月18日

ラグビー強豪国はビール消費量も多いことが指摘されており、記事中のデータ(2018年の成人一人当たりのビール消費量)をグラフとして再構成すると以下のようになる。日本は53.5リットルなのに対し、アイルランドは117.9リットルと2.2倍に達し、オーストラリア、英国、ニュージーランドも80~100リットルと非常に多い。

ラグビーワールドカップでビールが不足する他の要因として、

  • ラグビーの試合のビール消費の試合はサッカーの試合の6倍と試算
  • 観戦チケットの1/3は外国人が購入(約40万人の来日見通し)

が挙げられている。

人気のハイネケンは、日本では横浜でしか製造していない一方で、大会は北海道から九州まで日本各地で行われるので、ビール需要だけでなく流通面でも空輸など工夫がされるようだ。

今からラグビーワールドカップに対するビール需要を考えても投資家としては遅いが、一点言うなれば「特定製品に対するインバウンド需要」というのは来年のオリンピックなどでもヒントとなろう。

オリンピック需要と言えばインフラ関係などに対する注目が高く、せいぜいインバウンド需要を考慮してもホテルなど観光面で着目されることが多い。但し、同じインバウンド需要であっても、ビールなどのように特定の業界に絞ってみれば、まだ物色されていない銘柄は存在するかもしれない。

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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