ビアンコ・リサーチ社はFRBが1年以内に「4回」の利下げを予想

ビアンコ・リサーチ社の社長であるジェームズ・ビアンコ氏は非常に強気の姿勢である。

今後12ヶ月以内にFRBが「4回」利下げすべき1つの理由(CNBC)

  • 来月の利下げ可能性が示唆されたことでS&P 500が最高値を記録するなど市場は好感
  • インフレになっておらず、利下げ回数は1度や2度に留まらない(それくらい市場は利下げを期待している)
  • FRBはウォール街の声に耳を傾けるべきであり、また、これから聴くことになる
  • 現在のマーケットの雰囲気は、非インフレ環境に対応して利下げした1980~1990年代に酷似

補足

やや願望が多めのコメントではあるが、こうした「期待」が現在の相場を形成している部分があるのは筆者も同意である。

トランプ大統領が株式市場を強く意識しているのは間違いなく、FRBの独立性に疑問が呈されていることもあって、以前書いた大統領選挙まで高株価を維持したいのではないかという主張とは大きく変わっていない。

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利下げ回数が「4回」とする予測(願望)の根拠はいまいち分からないが、現在のマーケットで持たれている期待は、1度や2度の利下げではない(もっと多い)という印象を述べているのであろう。

歴史的に大統領選の年はマーケットが過熱しやすく、非インフレもしくはデフレ環境下で利下げを続けていることになれば、株価だけ上がっていくという状態になる可能性はある。

参考文献

CNBC, “The one reason why the Fed should cut rates ‘four times’ over the next 12 months”, 22 Jun 2019

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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