安易にリバースモーゲージローン事業に参入すべきではない

少しずつリバースモーゲージローンに参入する金融機関が増えている。CMなどでは「老後も安心」といった好意的な取り上げ方がされるが、要は「お金を借り、生前は金利を取られ、死後は家を取られる」という形の不動産担保ローンである。

この形に引っかかるのは金融リテラシーの低い高齢者であると考えられる。

老後に2,000万円足りないだとか2,900万円足りないだとかという話題や、少子化による相続者の減少などに乗り、今後急速に営業活動を強める金融機関が更に増えてくると思うが、この分野で成功しても企業のブランドイメージは悪く働くことがあっても、良く働くことは無いだろう。

無論、貸し手も担保価値が高く価値が下がりにくい物件しか対象にしない(債務者の長寿リスクがあるからだ)。

それ故に某銀行のリバースモーゲージローンでは、大抵は申し込んでも断られるらしいが、それにしてもイメージが良くなるというわけではない。

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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