ホイアンで旅行者規制は難しい

ベトナム・ホイアンの旅行者数はどんどん増えており、米国旅行雑誌で「ワールドベストアワード2019」で1位に選ばれるなど、海外メディアでの露出も増えている。

参考:トラベルボイス「米・旅行有力誌の観光都市ランキング2019、東京が7位に急上昇、京都が8位、1位はベトナム・ホイアン ―Travel+Leisure誌」2019年7月11日

アナリストは年間500万人以下に観光客数を抑え、観光開発計画を立て直すことを提言しているが、既に2018年時点で年間500万人に達し、2019年は現時点で前年同期比20%のペースで観光客が来ている。

ホイアンにキャパシティを超える観光客が押し寄せていることは当サイトでも何度か取り上げ、世界遺産地区についてはチケットによる入場制にしているといった工夫も紹介した。

関連記事:観光地としての岐路に立たされるベトナム・ホイアン

しかし、世界遺産地区に関してはチケット代を値上げといった手法で観客数を抑えられるかもしれないが、一番問題になっている「夜の川沿い」はチケットではどうにもならない。

夜になると多くのバーやナイトマーケットで賑わい、川ではランタンが灯され観光客で賑わう。それが多すぎて騒音などで問題になっているわけだ。

問題なのは「夜だけ訪れる」人も少なくないことだ。というのも、ベトナム中部の中心都市ダナンから30kmほどしか離れていないので、日帰りで訪れる人も多く、ランタンを目当てに夜だけ来るツアーも多い。

そしてダナンへ訪れる人も年々増加しており、こうした状況でホイアンに訪れる人を抑えるのは非常に難しいと言わざるをえない。

参考文献:vietnam net, “Hoi An advised to limit travelers to 5 million a year”, 8 Aug 2019

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

HAL の記事一覧 SlofiAのtwitterアカウント@slofia_finance