バーンアウト症候群を防ぐための4つの方法

日本で言う「燃え尽き症候群」は医学的な意味とは異なり、本来はビジネス上生じる症状のみを指す。そこで日本では英語でバーンアウト症候群と呼ばれることもあるが、定型的な意味は無い。(以前の記事では「燃え尽き症候群」と表現した。)

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バーンアウト症候群がどのような症状か、どのような理由で生じるかは上記記事を参照してもらいたいが、今回はそれを防ぐ上で良いとされる方法を紹介したい。なお、ここで紹介するのはEntrepreneur.comで紹介された「科学的知見による予防方法」である。

症状が出る前に休む

基本的に過労は肉体的にも精神的にも悪いだけでなく、生産性を落とすことが多い。バーンアウト症候群が「アウトプットに対する評価」や「努力に対する成果」の乖離が原因となる以上、生産性が落ちれば、それだけバーンアウト症候群にかかる可能性が高くなるということだ。

また、バーンアウト症候群が一種の鬱病であることからも、精神不安定をもたらしやすくなる過労が良くないというのは素人目にも分かる。

仕事の中に意義を見つける

モチベーション低下が症状の一つである以上、「仕事をやる意義」を見つけることは非常に大事である。

特に長期に渡って事業や仕事を続けるには、それだけ打ち込めるほどの情熱が必要と指摘される。これも当然の話だが、なかなか難しいものだろう。

学び続けることで創造性を刺激する

「神経可塑性の原則」によれば、成人になっても新しい事を学び続けることで、脳のシナプスの繋がりを強化することができ、記憶や学習能力を向上させ、それは創造的な思考力をも高める。

逆に新しい事を学ばないとシナプスの繋がりを弱化することにつながり、脳にとって良くない。

これは必ずしも仕事に関係のあるような内容でなくても良く、

  • 楽器の演奏
  • 新しいレシピでの調理
  • 詩の暗記

など趣味的な行為でも良いようだ。こうした行動がバーンアウト症候群の背景になりがちな「単調な行動」に刺激を与えることになるというのが最近の知見のようだ。

人間関係を優先する

仕事を成功させるために人付き合いを後退させる人は多いが、多くの人にとっては「良い人間関係」を形成していることが日々のストレスを軽減し、幸福度を高めることが分かっている。

家族や友人と良い人間関係を築くことで、日々のストレスを軽減させられるだけでなく、自分の状況について話すことでバーンアウト症候群を解消するようなきっかけにもなるという。

これら4つの対策は列挙すれば当たり前のように見えるが、多くの現代人が抱えやすい問題であると言え、意識すべき重要な課題であると思われる。

参考文献

Entrepreneur, “4 Science-Backed Ways to Prevent Burnout”

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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