貴金属株の大幅上昇と原油の大幅下落の同時進行はバブル崩壊の合図?

米中協議再開への期待と、米国の利下げ観測の高まりによりダウ平均株価が大幅上昇する中、Crescat CapitalのグローバルマクロアナリストであるTavi Costa氏が、興味深い図をツイートしている。

下図によると、週足で金鉱株・銀行株が5.2%以上の上昇と原油価格の8.7%以上の下落が同時に起きたのは、過去に3回しか無く、その後に「ITバブルの崩壊」「世界金融危機」が発生していることを示している。そして今週、同じ条件が揃ったという。

以前紹介した「逆イールドカーブと景気後退の恒常所得仮説による説明」では、リセッション入りには「突発的な経済へのショックが存在」することが条件の一つである。

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Costa氏が示した「5.2%」と「8.7%」というのが何ともアドホックである事には疑問がある。

しかし、ロジックとして「原油価格の急落」(景気後退懸念による実需下落予想)と「貴金属株の急騰」(景気後退による資金逃避先)の両方が揃っているのは、それだけマーケットの危機感が高いというのは確かである。

そういう意味で、突発的な経済へのショックが景気後退の引き金になるという可能性は確かにある。但し、ITバブルの時は貴金属株と原油が条件を満たしたのが「2回」ある。1回目がトリガーにはならなかったというのにも注意しておこう。

       

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