Overheard On Conference Callsが「米国でリモートワーカーにとって最良・最悪の都市」を発表している。米国の労働者の約16%が何らかの形でリモートワークを行っており、もはや珍しいことではない。
この指標は比較的シンプルな手法で計算されており、「労働ファクター」と「生活ファクター」で合わせてかれる。労働ファクターは、
- 平均Wi-Fi速度:20点満点
- 1人当たりコワーキングスペース:10点満点
- 1人当たりコーヒーショップ数:5点満点
と仕事をする上での環境が35点満点で計算される。
生活ファクターは、
- 生活費:10点満点
- 節約される平均通勤時間:5点
と物価の安さと、リモートワークによってどれだけの通勤時間が抑制されるかで15点満点で計算される。
以下が上位10都市の位置と名称である。1位はミズーリ州カンザスシティだが、3位(オースティン)、5位(サンアントニオ)、9位(ダラス)とテキサス州が3つも入っていることが特徴だ。
指標の内訳を見ても分かる通り、このインデックスで上位に入るには、通勤時間が長い人が多く、設備(Wi-Fiやコワーキングスペース)が整っており、物価が安い都市であることが重要である。ダラスなど一部の都市を除いて田舎であるテキサス州は、この条件を満たしている。
テキサス州は、別の調査ではスタートアップにとっても最良の都市であると示されており、同様にリモートワーカーにとっても優しい地域である可能性が高い。
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