IoTとMRAMで長期的な成長が期待できるNVE Corporation

1989年に米国ミネソタ州で設立されたNVE<NASDAQ:NVEC>は、センサーやアイソレータを主力とし、MRAMのライセンスなどの販売も手掛ける企業である。

参考:NVE Corporation

一時の割高な状況を経て下落局面を脱し、下落に歯止めがかかってきたように思えるのが最近の状況である。

NVEの株価(青色)とPER(オレンジ色)
出典:YCHARTS

売上高2,647万ドル(2019年3月期)で時価総額3.3億ドル程度の小さな企業であるが、営業利益率60%、当期利益率54.8%など高収益を維持している。長期負債が無くほぼ無借金経営をしているのが特徴である。

主力のセンサーではIoT市場の拡大に合わせてスマートセンサーにも力を入れ始めており、今後のESGの流れにおいてはスピントロニクスを利用したMRAMの成長も期待できる。

リスクとしては、IoTにせよMRAMにせよ競争相手は多いので、現状は小さすぎるNVEがうまく市場拡大できるかといったところである。但し、現状はこれまで重視してきた研究開発によって多く保有するMRAM関連特許などによるライセンス収入など、高い利益率を維持できる収益構造となっている。今後成長に応じて資金調達などを行って拡大できる余地はある。

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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