5月7日からベトナムのホーチミン市でAIoT&Smart Cities 2019というコンペが開催されている。
クァン・チュン・ソフトウェア・ビジネス・インキュベーター(Quang Trung Software Business Incubator)が開催する当コンペは、ベトナム全国の学生や企業のネットワークを構築することで、AIやIoTなどの最新の科学技術を共有や、インダストリー4.0に向けたスタートアップコミュニティの支援を目的としている。
AIoTというのは、その名の通りAIとIoTを組み合わせた造語だが、日本ではシャープが多様していることや、一部の企業が使っていることを除けば使用例は少ないが、2017年頃から世界的に少しずつ用例が増えている。
コンテストは10月まで開催され、 AIoTを利用したソリューションやアプリケーションを競うことになる。賞金総額は12億VND(51,560ドル)以上になる。賞金の他、6ヶ月~2年間のインキュベーターの支援を受けられ、更にホーチミンの科学技術省のスタートアップ支援プログラムSpeedUpも受けられる。
日本でなら、この種のコンペは自治体が関与しているケースでも大した賞金が出ないことの方が多い。このコンペはベトナムの経済規模を考えれば、かなり力を入れていることが分かる。
参考文献:Vietnam+, “Contest enables businesses to book AI solutions”, 7 May 2019