タイの新規法人登記数は増加しているものの資本金が減少

バンコクポスト紙によると、5月の新規法人登記数は5,942件で前年同期比で1%増(5,865件)だった。月次ベースでは4月の5,944件から0.03%減少している。

登記数の増加を牽引しているのは(1)建設(530件)、(2)不動産(371件)、(3)飲食(164件)であり、好調な不動産・建設市場に加え、新規事業として最も手軽な飲食での登記が多い。

1~5月までを前年同期比で見ても5%増加しており、好調な状態が続いていると言える。

一方で資本金の総額は1,200億6,000万バーツから1,182億8,000万バーツと前年同期比で13%減少しており、小規模なスタートアップが増えていると言える。

規制当局は、経済成長見通しと季節変動により、今後も件数は伸びていくと見ているが、筆者としては小規模な新規事業が増えているのは信用リスクの増加が広まりつつあることの現象の一部と見ており、注視が必要と考えている。

参考文献:Bangkok Post, “Number of startups climbed in May”, 18 Jun 2019

       

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