今後10年で米国で最も急成長する10の仕事

今後40年50年と言われれば「人工知能に仕事が奪われる」などセンセーショナルな見出しが多く、そもそもそんな先のことをまともに予想できるものかと思う。また、一定の年齢以上であればあまり無関係だという人も多くなる。

しかし、今後10年であれば割と手堅い予想ができる上、それほど突拍子もない。CNBCは以下に紹介するリストについて「今後10年で最も急成長する仕事からはSF小説を見ているような感じがする」と補足しているが、筆者の印象としては全くそんな感じはしない。

下図はCNBCのリストを筆者がまとめたものである。職業名・2018年の平均収入・今後10年間の予想収入成長率を示している。

この10個のリストを、更に筆者はカテゴリー別に色分けしている。

最初の肌色2つがクリーンエネルギー関連である。最も伸びると考えられているのが太陽光発電設置者である。これは既に米国ではバブルとも言える状況であり、今後もその状況は続くだろうという見込みであろう。同様に風力発電関連として風力タービンサービス技術者需要も増えると見込まれている。

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水色で示しているのが、今後の高齢化で給与の上昇が見込まれる職業である。成長率が高いとは言っても、医療助手や看護師、作業療法士、言語療法士といった専門職に比べ、やはり米国でも在宅医療やパーソナルケア関連は所得が低いのが特徴だ。

これは需要も伸びるが、誰でも始めやすい職業であるということも大きい。

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緑色で分類したのがIT産業の発展で伸びる職業である。セキュリティ分野は特に人材が不足しており、情報セキュリティアナリストの需要が伸びると考えられている。データ分析などが当たり前になってきている時代において、統計学者の需要も大きい。

一方で、小売・卸売・公共事業・政府関連・製造業の仕事は今後の景気後退で減少すると予想されている。

リストの内容は以上だが、言われてみれば納得の内容であり、SF小説のようには思えない。

参考文献:CNBC, “The 10 fastest-growing jobs of the next decade—and what they pay”, 7 Sep 2019

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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