Google Correlateがひっそりと終了を予告

Google Correlateと言えば、国別に特定の検索ワードの検索数と相関(correlation)が高い検索ワードを探してくれるサービスである。期間をシフトしたり、特定の国の中で地域別にマッピングされたりと色々と便利である。

筆者も職務上よく使うのだが、アクセスしてみると2019年12月15日に終了すると予告されていた。

下記はGoogle Correlateでbeer(ビール)で検索した結果の一部である。米国で最も相関が高いのがreduce swelling(むくみ除去)である。キャプチャには表示されていないが下部に時系列グラフがあり、米国では「ビール」だけでなく「むくみ除去」にも季節変動があることが分かる。

Google Correlateでのbeerの結果
出典:Google Correlate

ピンク色の背景で、

Google Correlate will shut down on December 15th 2019 as a result of low usage.

You can download your data under Manage my Correlate data in the top bar, or right from here

(Google Correlateは利用率が低いので2019年12月15日に終了します。トップメニューのManage my Correlate dataかこのリンクから自分のデータをダウンロードできます。)

と書かれている。

あまり使われていないとは聞いていたのでいずれ終了するとは言われていたが、その時期がついに来たという印象である。

直接代替できるサービスは少ないと考えられる。同じGoogleでもGoogle TrendsやGoogle Adwordsでも関連する検索ワードを調べられるが方向性が異なる。数多あるSEO関連のツールにしても同様である。

必要なデータがある人は注意書きの通り、早めにダウンロードしておくのが良いだろう。

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金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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