以前、タイで深刻な干ばつが続いていることを紹介した。
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あれから2週間ほど経ち、少し状況が変わったようだが、楽観できる状態でもない。
メコン川の水位は上昇しているが、まだ非常に低い(Bangkok Post)
- 数ヶ月間危機的な状況が続いたメコン川の水位は、先週からの雨量増加で上昇
- 北東部国境沿いの水位は上昇したものの、依然として昨年に比べて非常に低い
- 現在の水位は4.3mだが、平年では9-10m
- 灌漑事務所が農業用・水道用用水の確保のため、支流の水を確保してメコン川に流入するのを阻止している
- 漁獲量にも大きな影響しており、魚市場に影響しているだけでなく、いくつかの魚種が絶滅する可能性もある
何よりも水道・農業用水が重要なので、前回も報じたように灌漑事務所による貯水も行われており、メコン川の水位はそれほど高くまで上がっているわけではない。
しかし皺寄せが来るのが「魚」であり、漁獲量に影響するだけでなく、生態系にまで影響する可能性があるのは深刻である。
参考文献
Bangkok Post, “Mekong water level rising, but still very low”, 4 Aug 2019