オンラインギャンブルの取り締まりを進めるベトナム政府

ベトナムの新政権は徹底的な腐敗の取り締まりに力を入れており、当サイトでは過去にもテレビ局AVGに関係する大型贈賄事件の摘発やフーコック島での違法建築の取り締まりなど、様々な分野での不正摘発を着々とこなしている。先日出てきたニュースは、この一連の腐敗撲滅に対する取り締まりの延長と解釈できる。

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ベトナム警察が10億ドル規模の違法オンライン賭博組織を摘発(Channel NewsAsia)

ベトナム警察は、10億ドル以上の掛け金を扱う違法オンライン賭博組織を解体し、12人の首謀者を含む22人を逮捕した
全国で一斉摘発が行われ、ギャンブルに関連する数十万もの口座が発見された
少額の銀行口座を利用して資金の流れを撹乱する手口を取っていた
逮捕者の中には考案のオンラインギャンブル担当元長官もいる

補足

公安のオンラインギャンブル担当も関与する大規模な違法オンライン賭博（宝くじ、ブックメーカーなど）の摘発であり、冒頭で示した通り汚職撲滅のための一貫である。

手口としては、xxx88.comというサイト（現在は閉鎖）を経由して、暗号化されたアカウントとオンラインギャンブルで利用する仮想通貨と引き換えに、銀行口座に入金することで資金を集めていた。各銀行口座には少額しか入っておらず、全国で大量の口座を用意し、4,000以上の組織を通じて10億ドル以上（13億ドルという報道もある）の取引が行われていた。

以前、フーコック島で試験的にカジノの営業が許可されたが、これはベトナムでのギャンブル熱を吸収するための「必要悪」としての措置であり、オンラインギャンブルは依然として違法なままである。しかし、この違法オンラインカジノは数十万人ものプレーヤーがいたと推定され、違法サイトのサーバーが海外に存在するなど、その全貌が明らかになるまでに時間がかかると見られる。

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