マレーシア・ジョホール州が外国人労働者の流入規制を計画

以前、シンガポール人がマレーシアのジョホール州でテロ支援(ISIS戦闘員への資金供与)をした容疑で両国の外交問題が再燃し、ジョホール州が外国人労働者の規制に発展する可能性を指摘した。

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ジョホール州議会議員のAminolhuda Hassan氏は、規制について具体的に進展する状況を話した。

ジョホール州政府は外国人労働者の流入を規制する計画(The Star Online)

  • ジョホール州政府は、外国人労働者流入を抑制するための特別委員会設置を計画
  • この傾向を憂慮しつつも、違法に入国した外国人の労働市場への参加を規制する機関が無いことを指摘
  • 陸路や空路ではなく海路を使えば容易に入国できてしまう実態がある
  • 研究目的の学生への留学ビザの要件と同様に、外国人労働者にも健康スクリーニングを提案

補足

州政府の方針としては違法行為を目的とした外国人の入国を規制するための特別委員会設置と急進的な方向に進んでいるが、Aminolhuda氏は違法入国の実態を問題視しつつも、政府の進め方には懐疑的である。

その代わり同氏は、労働ビザ発行の要件に「健康チェック」など他のビザの要件を追加していくことで障壁とし、外国人労働者の流入を抑制するという方法を提案している。

直接的な規制に進むのか、間接的な規制に進むのかは現時点では不明確だが、いずれにしても外国人労働者の流入規制を進めていく方向には変わりないだろう。

参考文献

The Star Online, “Johor state govt plans to control foreign worker influx”, 25 May 2019

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