Googleマップがリアルタイム自転車シェアリング情報を24都市で展開

環境や健康への取り組みから、ヨーロッパを中心に自転車シェアリングは普及しており、駅を中心に旅行者や通勤者などが自転車を共有する仕組みを利用するケースが増えている。

そんな中、Googleの公式ブログによると、Googleマップで世界16ヶ国24都市でリアルタイムで自転車シェアリング情報を検索できる機能を公開した。

ある駅からある駅に移動する際に、最寄りの自転車シェアリングスポットを調べたり、そこでの自転車の空き情報、駐輪スペースの空き情報などをリアルタイムで確認できる。

残念ながら日本ではまだ提供されていない。(自転車シェアリング情報を共有するほど自転車シェアリングスポットが存在しないとは思うが)

サービスが展開される地域は、

バルセロナ、ベルリン、ブリュッセル、ブダペスト、シカゴ、ダブリン、ハンブルク、ヘルシンキ、高雄、ロンドン、ロサンゼルス、リヨン、マドリード、メキシコシティ、モントリオール、新北、ニューヨークシティ、リオデジャネイロ、サンフランシスコベイエリア、サンパウロ、トロント、ウィーン、ワルシャワ、チューリッヒ

であり、アジアでは台湾(高雄・新北)だけである。AndroidとiOSアプリで利用可能となっているようだ。

Googleは以前からGlocalization(Global + Local)戦略を進めており、世界中で地域に密着したサービスの拡充を進めている。今回の自転車シェアリングスポット検索もその一環と言えそうだ。

参考文献:Google Blog, “Real-time bikeshare information in Google Maps rolls out to 24 cities”, 16 Jul 2019

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金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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