ビングループのスマートフォン事業VSmartが好調

2020年1月のベトナムでのスマートフォン小売台数は、VinGroup(ビングループ)傘下のVSmartが初めてAppleを抜き3位につけた。VSmartの月別販売台数のシェアは、11月から3ヶ月連続で5.8%、6.6%、7.7%とシェアを伸ばしており、1月は107,498台を記録した。Appleは90,745台だった。

Vietnam+, “Vsmart phones reports better sales than Apple in retail channel”, 11 Mar 2020

但しAppleはオンラインでの販売チャネルが大きいため、実質的な販売台数は依然としてVSmartより多いと見られる。それでも11月に2週間行われた半額購入プログラムなどのプロモーションがうまくいったと見られ、VSmartは好調である。

ベトナムのスマートフォン市場では、1位と2位はSamsungとOppoがリードしているが、AppleやXiaomi、Realme、Vivo、そしてVSmartと3位争いが熾烈である。

ベトナムは人口増加とスマートフォン保有率の拡大により今後も市場が拡大していくと見られ、情報通信省のスマートフォン普及プロジェクトに参加できれば、更にシェアを伸ばすと考えられている。

ビングループは引き続き不動産コングロマリットとしての地位は維持しつつ、小売部門を縮小し、代わりにVSmartや自動車メーカーVinFastなど製造業に力を入れている。

自動車部門は値段の高さや冠スポンサーであるF1ベトナムグランプリの開催延期などで低調な滑り出しだが、スマートフォン事業は最新モデルのACTIVE 3も349万ドン(約150ドル)とミドルレンジな価格設定であり好調だ。今後の展開にも注目していきたい。

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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