米国人はboredからtiredへ

仕事は在宅ワーク、休日も外出を自粛していれば、体力的には余裕が出る代わりに、心理的には疲れてくる。米国は経済活動再開の方向に進んでいるが、その動きは検索トレンドにも現れている。

以下は、2016年以降の米国におけるtired (青)とbored (赤)のGoogleトレンドを示している。tiredが「身体の疲れ」を表すのに対し、boredは「退屈」など心理的な疲れを表す。

見て分かる通り、3月末からtiredが急減したのに対し、boredが急増した。身体的な疲れは、過去の「クリスマス休暇」以上に取り除かれたのに対し、嘗てないレベルで退屈だったわけだ。

しかし、そのピークも過ぎ、徐々に元通りになってきていることが分かる。過去1年間のトレンドラインで見れば、ロックダウン以前の水準くらいにまでは戻ってきていることが分かる。

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金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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