ベトナムニュースによるとJICA(独立行政法人国際協力機構)は、7~11月にかけてダナンのリエンチウ港建設プロジェクトについての事前調査を行う。
元々、ダナンはティエンサ港が港湾を扱っていたが、2020年時点で既に貨物容量1,200万トン/年の上限に達しており、ティエンサ港を軍用・クルーズ用にし、新たにリエンチウに港湾を建設するプロジェクトを進めていた。
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調査プロジェクトでは、日本のODA(政府開発援助)のうち返済不要分5,000万円を利用し、事前調査に加え、2025~2040年の港湾開発マスタープラン策定の支援も行う。
また、日本のコンサルティングファームはリエンチウ港湾開発にPPP(官民パートナーシップ)を利用することを提案しており、実際にPPPモデルが採用される予定である。
リエンチウ港の着工は2022年から始まり、総工費3億2,600万ドルになると見られている。2030年までにダナンは2,900万トン/年の貨物を処理できるようになり、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムを結ぶ東西経済回廊(EWEC)における物流センターの中心地とすることが目標である 。
参考文献:Viet Nam News, “Đà Nẵng, JICA to survey Liên Chiểu Port development”, 8 Jun 2020