ノキアのCEOラジーブ・スリ氏は、米国がファーウェイに圧力をかけることでノキアが恩恵を受けることができると語った。
先月発表されたノキアがの第1四半期決算は予想外の赤字で、その理由が中核となるネットワーク競争の激化が要因だとしている。
参考:ロイター「ノキア、第1四半期は予想外の赤字 下期に圧力見込む」2019年4月25日
本質的な要因は、5Gの通信機器の供給が遅れたことで、スリ氏によると数週間から数ヶ月遅れているという。
一方で第1四半期決算発表以降に、別の商用5Gの契約を獲得したとも述べており、ファーウェイへの圧力は「長期的に見れば機会となる」と述べている。
アナリストはノキアとエリクソンが恩恵を受けると見ており、5G開発で遅れるノキアにとってはまさに「漁夫の利」を狙った姿勢である。
参考文献:Reuters, “Nokia CEO sees possible benefits from Huawei tensions”, 21 May 2019