G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL 2019#3)所感

最近は人工知能開発だけでなく、他者に教える仕事も増えてきている関係で、ディープラーニング協会のG検定を受験した。結果としては合格である。せっかくだから満点を狙っていたのだが、得点が開示されないというのは誠に残念だが、所感としてまとめておく。

受験までの過程

公式テキスト自体は以前にもらったものを長らく放置していたが、人名や用語、法制度なども出るということで、改めてさらっと読んでいる。

関連記事:【書評】ディープラーニングG検定公式テキスト

但し、レビュー通り「本の内容は半分程度しか出ない」ということであり、追加でディープラーニングG検定問題集を解いた。何も見ずに解いた感じで9割程度は取れていた。正確には理論部分でほぼ満点だが、歴史や人名などの分野が8割程度という感じであった。

参考:スキルアップAI株式会社 明松真司(2019)『徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集』インプレス

それと追加でStudy-AIが無料提供している模擬テストも解いている。無料版の方には問題システムにバグがあるので、選択肢が無いなどといったものがいくつかあったが、よく練られている印象であった。これは85%程度であった。

参考:Study-AI「G検定(ディープラーニングと機械学習の検定)模擬テスト」

あとは間違えた問題についてのメモをまとめておいたくらいである。

試験の所感

G検定はオンラインで受験できるので、分からない部分は検索もできる。全て選択式であるが、120分で226問を解かなくてはならないので、やはり主要なことは理解し記憶しておかねばならない。

理論面ではエンジニアにとっては簡単だが、前述している通り、歴史や人名、最近の法整備なども出てくるので、舐めてかかっていると落ちるのではないか。

試験の詳細について公表することは規約上できないが、印象としては法整備と強化学習の問題が予想以上に多いことであった。強化学習は筆者の専門分野の一つでもあるので特に苦にはならなかったが、公式テキストなどではあまり触れられていないので、一般的には引っ掛かる部分ではないかと考えられる。

法整備に関しては、知らない部分は後から検索して適当に解けばいけるものが多かった。一部ではG検定(Google検索力検定)と揶揄されているが、広く浅くという試験なので、詳しく部分については後から検索すれば良いだろう。

結果について

まだ合格通知のメールだけで合格証が届いていないが、ひとまず合格である。(合格書が届いたらアップロードしておこうと思う。)

総受験者数6,580人に対し、合格者数4,652人と約70%の合格率で、2019年の過去2回とほぼ同程度である。

筆者の感覚としては満点だが、国語の文章問題のような注意力(あてはまらないものを選べ等)も必要なので、いくつかはうっかりミスで落としているだろう。

もう少し客観的に考えれば、上記の「公式テキスト」「問題集」「オンライン模擬テスト」をしっかりとやっていれば、合格の得点率は60~70%程度じゃないかという噂があるので、それくらいなら問題なく取れる問題である。合格率も70%と高い。

但し、まだできて日が浅い試験であり、今のところディープラーニング協会と関連が高い企業やエンジニア、研究者などが多く受験しているので、合格率から受ける印象よりかは問題が難しいと考えられる。

また、強化学習の問題が多いなど、最新の情勢を取り入れていく方針であり、協会としては「いつどの試験に合格したか」というのを重視したいらしい。(1回取って終わりではない。)

そういう意味で、今後出てくる問題の傾向は少しずつ変わってくるだろうし、一般層が受けるようになれば合格率も下がるように思える。

参考:浅川伸一ら(2018)『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト』翔泳社

       

この記事の著者 HAL について

金融・マーケティング分野の機械学習システム開発や導入支援が専門。SlofiAでは主に海外情勢に関する記事、金融工学や機械学習に関する記事を担当。

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