昨日21日日曜日のサンデーダウは455.4ドル安の25,416.1ドルをつけた。正式名称Weekend Wall Streetであるサンデーダウは、IG証券が休日に提供するサービスで付く価格で流動性は低く、基本的には参考程度の数値でしかない。但し、これくらい大きく価格が動くと、月曜日の市場に影響を与える可能性がある。
Sell in MayはSell in Juneで指摘した通り、6月に入って少し不穏な市場が続いており、大幅な調整の予測も増えてきた。
特にアメリカのデモの影響で新型コロナウイルス感染者数は再び増加傾向になってきており、第一波が終息する傾向が全く見られないのは重要である。トランプ大統領は感染者数を抑える事よりも経済活動再開を優先しているが、この傾向が続ければ経済的なネガティブな見通しが強まり、大統領選再選の可能性が更に低くなる。
そうすれば回復傾向にあった原油価格が調整されれば、再び大幅に調整するというシナリオは十分に考えられる。
兎にも角にも月曜日はサンデーダウの数値が影響されるので、少なくとも日本株は、低めから入れば日銀期待の相場となり、先物が無駄に上げてからのスタートとなれば寄り天になるのではないか。