ナインティナイン岡村隆史氏がラジオで「コロナが収束したら、もう絶対面白いことある」「収束したら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、お嬢(風俗嬢)やります」といった発言をしたとして炎上している。
藤田孝典『岡村隆史「お金を稼がないと苦しい女性が風俗にくることは楽しみ」異常な発言で撤回すべきではないか』2020年4月26日
思っていても普通な言わないかなと思う発言ではあるが、一方的に批判するのもどうかと思う。上の藤田氏は生活に困窮した女性が性風俗などにいってしまう社会と絡めて批判しているが、一方的に断罪する事こそ職業差別ではないのかと思える。
無論、犯罪行為を用いて無理やり働かせようとするような事は大問題だが、それとは別に単にお金に困った人が自身の武器を使って稼げる仕事に転職するとだけ考えれば別に珍しいことではない。もっと言えば、普通なら美人はもっと美味しい仕事で高収入を得られる確率が高いのに、多くの人が嫌がる仕事に就くようになるというのは、形を変えた「ウェイトレス美人指数」である。
ウェイトレス美人指数は、美人が飲食店などでウェイトレスなどをやり始めると、その地域の景気状況は悪いという事を示す投資界隈では有名な経験則である。美人ならもっと割の良い仕事に就けるからだ。
もし岡村氏が「コロナによって景気が悪くなると、美人が喫茶店などで働くようになる。これをウェイトレス美人指数という」という旨の事を言っていたとしたら、別に炎上しなかっただろう。喫茶店で働くウェイトレスに対する世間的な職業蔑視は特に存在せず、それを「楽しみ」にしていたとしても、問題発言にならないからだ。
それが風俗嬢となるとこれだけ大炎上するわけである。これはもう職業差別としか言いようがない。