アメリカン大学の政治史の教授であるアーラン・リクトマン氏(Allan Lichtman)がCNNの取材に対して、2020年の米国大統領選挙についての予測を語った。
彼の言動が注目されているのは政治学の専門家であるということ以上に、「過去9回の米国大統領選挙の結果を正確に予想した」ことにある。
リクトマン氏は「民主党がトランプ大統領に対して断崖手続きを取らない限り、2020年の勝者はトランプである」と予測している。
リクトマン氏の2020年大統領選挙への見方は以前から変わっておらず、このタイミングでの報道は、31日にトランプ大統領が出馬方針を表明したことに対するCNNの牽制であろう。
リクトマン氏の予測手法は「13個の鍵」にそれぞれ0~1でスコアをつけ、その合計点が6.5を上回れば与党の勝利、下回れば野党の勝利というものである。”The Keys to the White House”というシリーズで何度も書籍化されている。
Allan Lichtman, “Predicting the Next President 2012: The Keys to the White House”, 16 Jan 2012